スマホ LINEで本当に学力低下するの?
授業をしない塾の武田塾茂原校です☆
今や多くの学生がスマートフォンを持っているでしょう。
そして、LINEで友達や家族とやり取りする人が圧倒的大多数ですね。
最近の研究で、スマホやLINEが学力に影響すると言われ始めています。
スマホができたのも、LINEが登場したのもわりと最近なので、まだ研究段階だと思いますが、実際スマートフォンによる学力低下はあるのでしょうか?
受験生にとっては一大事ですね(>_<)
◆スマホをやめるだけで偏差値が10上がる??
東北大学と仙台市教育委員会は「学習意欲の科学的研究に関するプロジェクト」の調査を行っています。
2010年から毎年約7万人の仙台市立小・中学校に通う児童・生徒全員を対象に調査しているようです。
そこでは、4教科(国・数・理・社)の平均偏差値を調べているのですがLINEなどのインスタントメッセージを全く使わない群が50.8だったのに対し、使用時間が1時間未満の群は50.2、1~2時間は47.7、2~3時間の群は45.1、3~4時間の群は43.0、そして4時間以上の群は40.6となりました。
これは2017年度に行われた小5~中3のスマホ所持者約2万6000人を対象にした調査を分析した結果です。
数値から見ればLINEなどを全く使わない群と4時間以上の群の偏差値を比べると、偏差値は10以上の差があります。
まあ、ほぼ毎日4時間以上スマホに時間を取られていればそれだけ勉強できませんもんね(^^;
◆インターネット習慣が多いと、脳の発達に影響か?
東北大学教授で医学者でもある川島隆太教授は、仙台市在住の5歳から18歳の224名の子供を対象に、3年間の脳の発達をMRIで検視的に観察しました。
その結果、インターネット習慣が多い小児は、そうでない子供に比べて、前頭葉や頭頂葉、側頭葉、小脳を含めて、かなり広範の領域で左右の大脳皮質の体積があまり増加していないことがわかったそうです!
さらに、神経細胞から情報を送る電線の役割を持つ白質の体積もあまり増加していなかったそうです…。
つまり、インターネット習慣の多い子供たちは、脳の外側も内側も悪い影響をうけていると川島教授は言っています。
勉強時間が減るという理由以外に、脳そのものが発達していない為、勉強の内容そのものが頭に入っていないという…怖い!
◆大学受験にとってスマホの影響は?
スマートフォンって便利ですよね。
ほとんど何でもできますし。
ただ、勉強にはどうしても時間が必要です。
その時間をスマホに奪われてしまえば、それだけ勉強できなくなります。
脳の発達云々というのは専門家に任せておきまして、単純に時間との勝負なのが受験勉強ですよね。
勉強よりスマホで動画を見たり友達とLINEした方が楽しいと感じてしまう人の方が多いと思います。
依存してしまうとあっという間に時間を奪われ、気が散って勉強に手が付きません。
決まった時間以外触らないようにした方がベターでしょう。
勉強で分からないものがあれば、スマホで検索すればだいたい出て来るので使い方次第では学力向上に役立ちます。
ただし、誘惑に弱いという人はそのまま動画再生…ということになります。
決まった勉強時間はスマホを封印しておきましょう!
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